はこいりむすめ
庭に連れ出されましたが、一向に飛び出す気配なし。
慣れたら庭ぐらいは自由にさせてあげたいけれど、時間かかりそうな。
箱入り娘のニムは、今のところ家の中だけの世界で満足です。
この前、近所のパスタ屋さんでのこと。
店のおばちゃんはお店のベランダみたいなところでノラ猫を飼ってるぐらい猫が好き。
私「おばちゃん、うちに猫がきてん。写真みてみて」
おば「へー、かわいいな~、子猫やんか。名前なんて~の」
私「にむっていうんだよ」
おば「へ?、へむ、ひむ、ちぬ、、なんて~、もういちど言って!」
私「に・む。なにぬねのの二と、まみむめものム!」
おば「ちむ?」
私「に・む」
お「りぬ?、言いにくいわ~、なんでそんな名前にしたん」
私「に・むだって。」
おばちゃんと「に」ダ「む」ダって言い合ってると、店のオーナーのおっちゃんが
「唯一無二ってことでニム?」と、厨房から返してきた。
ん。おっちゃん、なかなか気の利いた事言うやん。
ま、遠からず、そんな意味もいいかってなって思ったけれども。
それよりも何よりも、厨房の奥からちゃんと「にむ」って聞き取れてるやん。
私はどんだけ店でニムニム言ってたんや。と思うと恥ずかしくて。
で、おばちゃんもおっちゃんから「ニム」という名をしっかり叩き込まれ、
ふたりにニムって名前はシェークスピアの喜劇の登場人物から取ったんだよという話をしたんだけれども、おっちゃんは
「どの喜劇?」「なんでその役にしたの」と、
どんどん来るから早めにパスタを食べました。